力学

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コラム~第4回 位置エネルギー~

 現在2019年11月15日21時40分である。

麻友「もう遅い。寝なきゃいけない時間じゃない」

私「麻友さんに、記事を書くときは、万端準備を整えてから、書いているんだ。そんなに、いい加減に書いてるんじゃないんだよ」

麻友「今日は、何を、準備したの?」

私「昨日の記事で、最後のところで、麻友さんが、『うっ、でも、理性は感情に勝るわ』と、言う。あのセリフは、一体何だ?」

麻友「私、記憶が良いことでは、自信あるの。太郎さんが、私を好きになって、まだ2週間ちょっとの、2015年4月19日の投稿ね。『まゆゆ、の苦しみ』という記事。太郎さん、長いこと、『まゆゆの苦しみ』などとするべきところを、『まゆゆ、の苦しみ』と、読点を打ってたわね」

私「流石、特待生。覚えていたか。でもなぜ、あの言葉を、採用したんだと思う?」

麻友「『メリー・ポピンズ』、あっ、そうか、私が、ディズニー好きだからか。あの投稿、振り返るなら、


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 だが、人間というものの感情が、そんなに、理性でコントロール出来るものではない、ということに、今、気付いていることだろう。

 映画『メアリー・ポピンズ』のラスト・シーンで、離れていく子供達を前にして、主人公が口にする精一杯の強がり、

「理性は、感情に勝るわ。」

を言うとき、メアリー・ポピンズの心の中が、どれほど、張り裂けそうになっているか。

 まゆゆ、が、苦しんでいても、今の私には、

「安心だよ。」

と、書いてあげることしか、できない。

 でも、まゆゆ、今の苦しみは、きっと、まゆゆ、を、強くするよ。


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相対性理論のブログの『まゆゆ、の苦しみ』という投稿より)


と、書いてくれた。あれは、アイドルになって初めて、男の人を、好きになりかけていた私に、宝物のような効果があった」

私「そう。そして、実際、麻友さんは、強くなった」


麻友「あのメリー・ポピンズを、演じてたの、誰か知ってた?」

私「えっと、誰だろうな?」

麻友「太郎さんの一番好きな映画のひとつ、『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースよ」

私「あっ、そうなのか。そりゃー、歌上手かったろうな」

麻友「あんな風に、歌えたら♯」

私「麻友さんも、私のようになれば良いんだよ。私は、音楽が好きだ、大好きだと言ってもいい。ベートーヴェンの『田園』の終楽章を、聴くとき、

『こんな曲が、1曲でも書けたら、それだけで、人生終わっても後悔しないよ』

と、思う。だけど、自分が作曲するなんてことは、しようとも思わない。私にとって、音楽というものは、聴くものだ。麻友さんも、ミュージカル本当に好きなんだと思う。それは、今まで見てて、分かる。でも、プロじゃ無理だ。そういうとき、何かを本当に好きな人が、どうするか、知ってるかい?」

麻友「アマチュアで、お金目当てでなく、やればいいのね」

私「そう。アマチュアにだって、色んなレヴェルがある。アマチュアで、絵を描く母や、ヴァイオリンを弾く妹を見ていて、私も、色々、分かってきた」

麻友「色々分かってきたって、太郎さん、アマチュアとして、数学や物理学やってるじゃない」

私「いや、私は、プロの数学者や物理学者であろうと、していたんだ。だから、私の数学は、命懸けだったんだ」

麻友「それ、本気で言ってるの?」

私「本気だよ」


麻友「確かに、ポテンシャルは、あったんでしょうけど」

私「その、ポテンシャルって、何だい?」

麻友「潜在的な力。可能性としての力。うーん。なんて言えば、いいの?」

私「今日は、その言葉を、聞きたかったんだ」

麻友「えっ、ポテンシャル? スマホで、ポン、ポン、

ポテンシャル

1.潜在すること。また、可能性としての力。

2.物理で

 位置のエネルギーのように、物理的な場が、物体に潜在的に与える働き。


あっ、ポテンシャルって、訳すと、位置のエネルギーだったんだ。今日は、その話をしたかったのね」

私「準備に時間がかかって、なかなか始められないこともある。昨日のブログで、『もう、私とは、お別れ?』という麻友さんに、『うん』なんて、答えたのは、麻友さんが、ボケたんだと思って、突っ込んだんだよ。成功した? コツコツコッコッも、『そんなしょうもない理由で?』という投稿を、思い出してもらったんだ」

麻友「なんにしても、太郎さん、婚活の雑誌とか、見たの? 結婚ということが、どういうことか、分かっているの? それが、分かるまで、結婚は、お預けよ」

私「一緒に、勉強しよって言ってるのに」

麻友「今日は、もう23時。寝なさい」

私「分かった。おやすみ」

麻友「おやすみ」

 現在2019年11月15日23時01分である。おしまい。