力学

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涙を禁じ得なかったこと(その2)

 現在2023年2月25日21時21分である。(この投稿は、ほぼ1212文字)

麻友「最近、太郎さん。大丈夫なの? 前回は、21日よ。4日も経ってる」

私「逆に、安心してていい。麻友さんなんか、放っておいて、数学や物理の研究しているだけだから。本来、麻友さんなんかに、かかずらっていてはいけないんだから」

麻友「まあ、随分な言いようね」

若菜「また、お父さん。照れちゃって。自分のダメダメ歴史を、遡るから」

私「あの、『涙を禁じ得なかったこと』の投稿をしてから、半年経ってしまった。若菜が、物理を独学しているというから、京都から帰ってきて躓いた、あの2問の解答を書こうかという時期もあったが、もう必要ないかも知れない。一方で、結弦は、今年高校2年だが、もう1年から、物理の授業があって、この問題の答えを知っているかも知れないな」

結弦「この、平行な力の合力を、求める問題?」

私「そう。解ける?」

結弦「習ったよ。物理基礎の時間に」

私「そうなんだな。大学から戻ってきた、1994年。翌年、1995年1月17日、阪神淡路大震災が、起こる。そして4月、弟が、高校2年生で、物理の授業を受けた。そして、中間テストで、この問題が、出された」

結弦「習っていれば、そんなに難しくは、ないんだよ」

私「だろうな。私も、弟の問題を見て、ヒントを探しに、駅ビルの本屋さんへ行って、小さい問題集を、開いてみた。以下のように、解説されていた。そういう技を知っていれば、解けたのか。でも、私は、大学受験の頃のことなんか、すっかり忘れていて、全く分からなかったな。と、思った」

若菜「改めて、大学で習ったことで、解けなかったのですか?」

私「そのことで、涙を禁じ得なかったんじゃない。理学部物理学科を、専攻していながら、高校の物理も解けないのかと」

若菜「そうだったんですねえ。解答は、明日、スキャンしてきて、載せて下さい。今日は、お休みなさい、ですね」

麻友「そういう問題が、1問ならず、2問か。明日、説明してね」

結弦「お父さんの合力を求める問題は、ネットによると、バリニオンの定理というのの、簡単な場合らしいよ」

私「バリニオンという人は、百科事典で、見当たらない。スペルを調べていくと、Pierre Varignon (ピエール ヴァリニョン)(1654-1722)というフランス人らしい、日本へ宣教に来た、イタリア人イエズス会の、Alexandro Valignano (アレキサンドロ ヴァリニャーノ)(1539-1606)とは、別人だ。それにしても、こういう昔の人の記録って、良く残っているよね。調べる人にも感心する」

結弦「お休みなさい」

私「おやすみ」

 現在2023年2月25日23時50分である。おしまい。