力学

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力学の基礎(その8)

 現在2023年9月24日18時50分である。(この投稿は、ほぼ1901文字)

麻友「力学の基礎?」

私「以前、4人で、訳していたものの、残りが、少しあった。これを、公開した後、その残りは飛ばし、第2部に入ろうと思う。第2部に入ると言うことは、解析力学に入ると言うことだ」

若菜「お母さんに、『力学の基礎』やれって言われて」

結弦「あっ、でも、この投稿でも、『力学の基礎』2時間訳して、スカッとしたとか言ってた」

mayuandtaro.hatenablog.com

私「第2部へ突撃かけたのは、そのときからなんだよ。一応、第1部は、ここまでで、中止するよ。原文はカット」


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 {S} を、{\mathscr{O}} を位相とする、位相空間とする。このとき、{\mathscr{B}} が、その位相の基(訳注:または開基)であるとは、開集合の集まり {\mathscr{B}} であって({\mathscr{B} \subset \mathscr{O}})、{S} のすべての開集合が、{\mathscr{B}} の元の和集合として表されることである。

訳注:一点の近傍とは、その点のある開近傍を含む集合である。ある部分集合の近傍とは、その部分集合のある開近傍を含む集合である。

 ある位相が、第一可算であるとは(または第一可算公理を満たすとは)、すべての {u \in S} について、可算な集合列 {\{ U_n \}} で、各 {U_n} が、{u} の近傍になっていて、{u} のすべての近傍 {U} に対し、ある {n} を選んで {U_n \subset U} とできるようになっている {\{U_n \}} を選べるようなもののことと定める。

 ある位相が、第二可算であるとは(または第二可算公理を満たすとは)、可算な基(訳注:または同じことだが、可算開基)を持つことであると定める。

 {S}{T}位相空間とし、

{S \times T =\{(u,v)|u \in S かつ v \in T \}}

としよう。

 このとき、{S \times T} 上の直積位相とは、{U \times V} の形の集合の和集合であるような、すべての {S \times T} の部分集合からなる。ただし、{U} は、{S} の開集合で、{V} は、{T} の開集合である。

 したがって、これらの開長方形は、この位相の基(訳注:または同じことだが開基)になる。

 {S}位相空間とし、 {\{u_n \}} を、{S} の点の列としよう。その列は、ある点 {u \in S} があって、{u} の任意の近傍 {U} について、ある {N} が存在して、{n \geqq N} となるすべての {n} について、{u_n \in U} となるようにできるとき、収束すると言われる。私達は、このとき、{\{u_n \}} は、{u} に収束するとか、{u}{\{u_n \}} の極限点であると言う。

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             (エイブラハム/マーズデン『力学の基礎』4ページより)


麻友「この続きは、いつやるの?」

私「『集合と位相』を、読み切ったら、これを含めて、

の本で、徹底的に、復習する」

麻友「『数学基礎概説』も、復習したいと言ってたけど」

私「これは、ある意味、『多様体の基礎』の復習なんだ。『数学基礎概説』は、全数学の基礎の復習」

結弦「取り敢えず、分かった。先へ進もう」

私「それじゃ、いったん解散」

 現在2023年9月24日20時12分である。おしまい。