力学

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涙を禁じ得なかったこと(その3)

 現在2023年2月27日21時36分である。(この投稿は、ほぼ1637文字)

麻友「昨日、スキャンして、投稿してこなかったわね」

私「どうしても、1箇所、克服できない点があって、スキャンに行かれなかったんだ」

若菜「お父さん。自分が大学から帰ってきてから、高校の物理を復習した、

や、私に質問されたときのための、

を、あっち読んだり、こっちで計算したりと、かなり困ってましたね」

麻友「えっ、何その、若菜に質問されたときの本って?」

若菜「この本読めば、東大に受かるというわけではないけど、少なくとも、東大に受かった学生が、書いているから、みるべきところはある。って言って、駅ビルのCIALのくまざわ書店で、去年買ったのでしたね」

麻友「見るべきところというのは、どういうところだったの?」

私「私が、若菜に、受かった大学のどちらにすべきか、何とかお金を工面して、実際に大学を、見に行った方が良いという理由の1つでもあるんだが、大学は、或いは、大学院は、噂とは全然異なる。じゃあ、伯父さんは、つまりお父さんは、京大より東大の方が、良かったというの? と、詰め寄るかも知れないが、私のような学生には、京大の方が良かった。だけど、多くの物理学科や数学科の学生に取って、京大で頭角を現すのは、非常に大変だった。それは、実は、京大と東大の物理学の入学試験の違いにも、現れている。京大は、すべての問題が、穴埋め式だ。つまり、虫食い部分を埋める問題。これに対し、東大は、答案用紙は白紙。全部書かなければ、ならない。当然、そこで、差がつく。もちろん、京大の良さもあって、虫食いだからこそ出せる、誘導式のもの凄い問題もあったりする」

若菜「入った後は?」

私「東大は、入学早々から、どんどん、競争させる。これに対し、京大は、自由放任主義。『本当は、京大へ、量子力学を勉強したくて来たんだ』と、言っていた友達も、授業で、量子力学がないから、他の友達と自主ゼミ。その人は、3年後、『まあ、量子力学が勉強できたから、いいかな?」と言って、アカデミックポジションには就けなかったが、卒業していった。私自身も、一番知りたかった、一般相対性理論を学べたんだから、満足だったわけだ。これが、京大の良さなのだから、それが良いと思う人は、満足だろう。だが、世の中の、ノーベル賞学部という神話は、本当は、神話でしかなかったことは、入った人間は、皆知っている」

若菜「でも、海外の、しかも、2箇所を回るなんて、何十万円もかかるんですよ。実情を知るには、1週間ずつ泊まらなければ、ならないかも知れませんし」

私「後、奨学金を、集めなければ、ならないんだな。大学訪問どころではないかも知れないけど、『これは、大学入ってから、勉強すればいい』という見切り発車は、当てが外れると思って良い。優秀な学生は、学部入学の段階で、大学院レヴェルのことを、やっている」


若菜「そっかー。ところで、力学の問題は?」

私「書いて、スキャンした」

麻友「分からない言葉もあるけど、この問題に、1995年から2023年まで、28年くらい、時間がかかったのね」

結弦「僕も、合力は、3:2の点に働くと習ったよ」

若菜「お父さんは、最後まで、手の内を明かして、答えてくれたのですね。重心については、次の問題のテーマですね」

私「次回、書けたら書く。これも、『宇宙一わかりやすい高校物理』で、解決したんだ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2023年2月27日23時52分である。おしまい。