力学

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アイディアが生まれるとき

 現在2023年9月25日18時57分である。(この投稿は、ほぼ2759文字)

麻友「MRIの検査、受けてきたのね」

私「差し歯以外、金属のものを、全部外して、ガウンに着替えて、ベッドに寝て、頭を固定されると、そのまま、機械の中に入る。もの凄く大きな音がするのだが、20分も寝ているので、私は、居眠りしてしまった程だった」

若菜「どのくらいのことが、分かるんでしょうね?」

結弦「お父さん。MRIが、進歩して、プライヴェートなことというものは、なくなるとか、言ってたけど」

私「どうだろうなあ。あんな簡単に、過去の秘密とか、全部分かったら、本当はいいけどなあ」


麻友「今日の題のアイディアというのは、いつの?」

私「昨日書いた、マクスウェル方程式が、アインシュタイン方程式に、含まれているというアイディアは、ノートの中の日付にあるように、去年のアイディアだ。だが、そのアイディアが生まれたのは、あんなに、一本道では、ないんだ」

若菜「どこが、複雑で、重要なの?」

私「まず、第一波は、麻友さんなんかに会うずっと前、入院より前、ブログが、『一般相対性理論を制覇しよう!』という題だった頃、消えてしまっているようなのだが、15、6年前に、

一般相対性理論が、分かっているという人は、Kerr-Newman解くらいは、常識なんだよ』

と、コメントしてきた人がいたことだった。Kerr-Newman解というものは、手持ちの文献になく、どういうものだろうと、分からなかった」

結弦「ずっと、気になっていたわけだ」

私「その後、入院、転居、ブログの引っ越し、麻友さんとの出会い、と、あったが、ずっと頭にあった」

若菜「良く覚えてますね」

私「自分の専門のことでもあるし、数学のことでもあるから」

結弦「第2波は?」

私「麻友さんと会った後、2020年に、ツイッターのメッセージ機能で、

(の)391ページのマックスウェルの方程式の4元化まですすみました。そもそも、クーロンの法則と万有引力の法則が見かけ上 r^-2 則に従うのに、なぜ、前者には一般相対ロンが必要なく、後者には必要になるのか、というところが、あるYouTube動画を見ていて気になりました。

結局、クーロン力の場合の r^-2 則は、なんで特殊相対論でいいんだろう? とわけがわからなくなっています(笑)!

r^-2 のクーロン力も、加速度運動だって扱える。 だから、アインシュタインが特殊相対論の先(一般相対論)を目指そうとしているとき、人々が彼が何をやろうとしているかということが理解できなかった、という逸話の意味がやっと分かりました』


と、質問を受け、


『クーロンの法則は、完全には正しくないと、ファインマンが、ファインマン物理学のⅡ巻の始めの方で、述べています。また、Ⅲ巻Ⅳ巻では、古典電磁気学の限界に触れています。線型な方程式では、物理法則は表せないのかも知れません。進むスピード速いですね。それでは、お休みなさい。』

電磁気学が、一般相対論を必要としなかったという昨日の議論。考えていました。電磁気学というのは、完全な理論でなく、微少な補正項が必要で、それが、重力理論なのではないか? などと考えました。確かめるのは大変ですが。それでは、お休みなさい。』


と、2020年2月23日午後9時34分に、答えている。これが、伏線になって、2022年の、アイディアが、生まれる。ところで、最初のコメントが、どう関係するかというと、日本語の文献で、Kerr-Newman解というものを、はっきり書いてある本が、ほとんど無いことなんだ。実は、Kerr-Newman解というのは、電荷を帯びた回転するブラックホールを表すもので、Schwarzschild解や、Kerr解では分からない、重力と電気力を、分離して見比べられる解で、これは、もっと高度な解を除けば、唯一そういうことのできる、厳密解なのだ。この電荷を帯びて回転しているブラックホールというので、重力だって、振り回せば、斥力を生むなと、気付いたんだ。ただ、このことが、書いてある本がなく、日本の素人には、これはまだ、謎にしておこう。みたいな、検閲みたいなものが、あるのではないか?と、私は考えた」


麻友「あっ、太郎さんの妄想ね」

私「アイディアが、生まれるのは、最初は、妄想くらいから始まることもある」

若菜「お父さんの、発見って、大抵、ストーリーが、あるんですよね」

結弦「『せーのっ』から、半減期までの、ストーリーに、僕の場外ホームランまで、加えてくれるなんて、歴史上最高の数学者で物理学者というのも、有り得るかもな」


麻友「太郎さんは、今日の投稿のために、もうひとつ、文献を、用意していた」

私「今年の1月5日に買った、

だ。第2章 超伝導研究の歴史とBCS理論 の第1節 超伝導現象と超伝導の歩み の第13項 超伝導理論の現状と展望 に(241ページ)、


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いろいろな量子相転移アインシュタイン方程式の解析解である様々なブラックホールの不安定性と対応させて理解される.

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                     (高田康民『超伝導』(朝倉書店)より)

とある。超伝導の研究に、宇宙物理の一般相対性理論の結果が役立つ」

麻友「太郎さん、面白そうと思うのに、すぐ他の方に、気が行っちゃう。一般相対性理論なら、それを、じっくり勉強すればいいのに」

私「確かにそうなんだ。ひとつひとつの本を、誤植指摘するくらいの気持ちで読めば、力も付くだろう」


 昨晩ここまで書いて、眠くなり、眠った。

 現在2023年9月26日10時08分である。再開。

麻友「今の太郎さんにとって、一般相対性理論の本なら、例えギャップが多少有っても、読めるんでしょう。まず、一般相対性理論を、完璧にしたら?」

私「



を、継続しながら、皆にも薦めた、



から始めて、一般相対性理論を、究めるか」

麻友「今日は、ポートで、英会話ね。行ってらっしゃい」

私「じゃ、解散」

 現在2023年9月26日10時28分である。おしまい。